CELEBRITY / SCOOP

ケイト・モスやツイッギーなど、12人のスーパーモデルが登場する映画&TVドラマ集。

メゾンの世界観によって、見た目や雰囲気を自在に変幻させていくスーパーモデルたち。ランウェイで培ったその表現力を武器に、女優業に挑戦する人も少なくない。ケイト・モスナオミ・キャンベルツイッギーなどが過去に出演した映画やドラマで、ファッションシーンとはまた異なる魅力を堪能して!
ケイト・モス

『ザッツ・ファビュラス!』(2014)や『ズーランダー2』(2016)など、ケイト・モスはこれまでに、5本の映画に出演している。そのほとんどが本人役のカメオ出演だが、唯一役者として参加した作品が、ロビンフッドの実写化映画『Blackadder: Back & Forth(原題)』(1999)だ。当時25歳だったケイトは、リック・メイヨール演じるロビンフッドのメイド、マリアン役を演じた。

ツイッギー

Photo: Everett Collection

世にミニスカートを広めた1960年代のファッションアイコンといえば、ツイッギー。モデルだけでなく、女優としても輝かしい実績を残している。彼女は、ケン・ラッセル監督の『ボーイ・フレンド』(1971)で銀幕デビューを果たし、その年のゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門の主演女優賞と最優秀新人賞をダブル受賞した。その後、モデルから女優へと転身し、1983年にブロードウェイの舞台『My One And Only(原題)』に出演。本作品のパフォーマンスで、トニー賞にノミネートされた。

ナオミ・キャンベル

Photo: 20thCentFox/Courtesy Everett Collection

ドラマ「アグリーベティ」(2006〜2010)や『ズーランダー2』(2016)など、複数の映画やドラマに本人役で出演しているナオミ・キャンベル。主演のタラジ・P・ヘンソンを筆頭に、テレンス・ハワードや、映画『プレシャス』(2009)で一躍スターダムに上り詰めたガボレイ・シディベなどといった実力派俳優が脇を固めた犯罪ミステリーシリーズ「エンパイア」(2015)で、初のレギュラー役を獲得。自身のずば抜けたセンスとスタイルが活かされた、ファッションデザイナーのカミラ・マークス役を演じるナオミは必見だ。

エル・マクファーソン

Photo: Warner Bros/Courtesy Everett Collection

オーストラリア出身のスーパーモデルで、抜群のスタイルから“ザ・ボデイ”という愛称で親しまれたエル・マクファーソン。彼女はシットコムドラマ「フレンズ」(1994〜2004)の6シーズン目第5話に、ジョーイの新恋人、ジャナイン・ラクロワ役で登場している。

ジゼル・ブンチェン

Photo: 20thCentFox/Courtesy Everett Collection

プラダを着た悪魔』(2006)で、ファッションエディター役を演じたジゼル・ブンチェン。劇中では銀ぶちメガネを着用し、華やかなランウェイ姿とは異なる新たな一面を見せつけた。カジュアルなオフィス的衣装とはいえ、彼女のずば抜けたスタイルの良さはスクリーンでも見事に映し出されている。

シャローム・ハーロウ

Photo: Paramount/Courtesy Everett Collection

1990年代の第二次スーパーモデルブームを牽引したシャローム・ハーロウヴェルサーチェ(VERSACE)の2019年春夏コレクションで7年ぶりにモデル復帰をしたことでも話題となった。2003年には、ラブコメ映画『10日間で男を上手にフル方法』でケイト・ハドソンマシュー・マコノヒーと共演。広告代理店に勤務するベンジャミン・バリー(マシュー・マコノヒー)の同僚で、彼の恋人(ケイト・ハドソン)のライバル役で、ストーリーを痛快に盛り上げた。

タオ・オカモト(岡本 多緒)

Photo: 20thCentFox/Courtesy Everett Collection

日本を代表するトップモデル、タオは、2013年にヒュー・ジャックマンと『ウルヴァリン: SAMURAI』で共演し、女優業をスタート。その後、「ウエストワールド」(2016)や『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)など、数々の話題作に出演した。2021年3月には、イタリア版『VOGUE』の表紙に登場するなど、モデル業も継続中している。

タイラ・バンクス

Photo: Walt Disney Co./Courtesy Everett Collection

元祖ヴィクシーエンジェルのタイラ・バンクスは、ウィル・スミス主演のシットコムドラマ「The Fresh Prince of Bel-Air(原題)」(1990〜1996)で、テレビシリーズに初出演。2000年代初頭には本格的に女優業に専念するようになり、中でもリンジー・ローハン主演作『スーパードール/パパが人形に恋をした』(2000)で演じた人形のイブが、彼女の最大の当たり役だ。2018年には続編も製作され、同役を続投した。

シンディ・クロフォード

Photo: Warner Bros/Courtesy Everett Collection

Netflixの人気シリーズ「アメリカン・ホラー・ストーリー」(2011〜)のシーズン10で、女優デビューすることが発表されたカイア・ガーバー。ちなみに彼女の母でスーパーモデルのシンディ・クロフォードもかつて演技の道に挑戦している。初主演作のスリラー映画『フェア・ゲーム』(1995)では、殺人の標的になるケイト・マックイーン役を演じ、セクシーで知的なキャラクターを見事に表現した。

カーラ・デルヴィーニュ

Photo: Warner Bros/Courtesy Everett Collection

2012年に『アンナ・カレーニナ』(2012)で映画デビューをしたカーラ・デルヴィーニュ。初主演作『天使が消えた街』(2015)を皮切りに、『スーサイド・スクワッド』(2016)、『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』(2017)、『ペーパータウン』(2018)など、ヒット作に立て続けに出演している。

デヴォン青木

Photo: Universal/Courtesy Everett Collection

デヴォン青木は2003年の『ワイルドスピードX2』にスーキー役で出演し、モデルから女優へと転身した。2000年代のトレンドがリバイバルしている今、劇中にデヴォンが着用する、キュートで毒っ気のあるワードローブは要必見。2009年に至るまで数々の役を演じたが、現在は子育てに専念している。

リリー・コール

Photo: Sony Pictures/Courtesy Everett Collection

あどけないフェイスのリリー・コールは、個性派女優としてテレビドラマを中心に活躍中だ。数々のランウェイやキャンペーンに登場し、名実ともにトップモデルに上り詰めた2008年、『聖トリニアンズ女学院』で準主役として映画デビューを果たす。その翌年には、『Dr.パルナサスの鏡』(2009)で、ヒース・レジャージュード・ロウコリン・ファレルジョニー・デップといった大物たちが名を連ねるなか、Dr.パルナサスの娘役で本格的にハリウッドに進出。以降は女優業に専念している。

Text: Naomi Pike
From VOGUE.CO.UK